S5使用構築 ミミロップスタン 最高最終2006
こんにちは、コウです。
今期も何とか2000を達成することができたので記事に書き残すことにしました。他の方と比べてもレートが高いわけではありませんが、お時間のある方は見ていただけると幸いです。
以下常体。
使用パーティーは下の面子。
〈構築の経緯〉
シーズン中盤まで構築に迷走しておりコロコロ構築を変えて潜っていたのだが、何かめぼしいメガ枠がないか考えていたところ、ミミロップそこそこいけそう(適当)と感じ軸として採用してみることとした。
メガミミロップはコケコやゲコなどの後手に回ると面倒な高速低耐久ポケモンをまとめて上からシバける代わりに物理受けへの崩し性能が露ほどもないポケモンである。そのため、物理受けをまとめて起点にして強力な崩しを狙えるポケモンとしてデンジュモクを採用。
「メガ+崩しのZ枠」が決まった段階で、クッションとなるポケモンが欲しいと感じ、はじめは取りあえずゴツメランドを採用していた。ただ、自分は前2シーズンずっとHDランドを使っていたこともあって、HBランドのダメージ感覚がうまくつかめなかったため(めざ氷のダメージとか)、ここをHDランドに変更。最終的にマンダが構築単位で重くなってしまったためこの枠はゴツメカバとなって落ち着いた。
ここで、軸がテテフに薄すぎることから鋼枠かつ相手のナットやガルドもまとめて燃やせるポケモンとしてヒードランを採用。また、ギャラドスが面倒であるためテテフにさらに厚くすることも兼ねてナットレイを採用。さらに、相手のカバルドンが面倒であるため後出しだけで欠伸耐性も得ることができるポケモンとしてカプ・レヒレを採用して構築が完成した。
〈個体説明〉
性格:陽気 特性:柔軟→肝っ玉 @メガ石
H141(4)-A188(252)-B114-C×-D116-S205(252)
八つ当たり、膝、猫、冷パン
AS特化
B4コケコが猫+八つ当たりで高乱数程度
今回の軸となるメガ。タイプ一致技の八つ当たり(恩返し)と膝は確定。これらメインウェポンと合わせて対面性能を上げることのできる猫もほぼ確定。物理受けへの崩しをデンジュモクに任せたため、残りの枠には数の多いマンダやランドに打てる冷パンを採用。
正直言ってマンダやゲンガーなどといったメガ枠とは性能面で見劣りするポケモンであるが、種族値や技範囲の関係で相手に選出圧力をかける範囲が独特であり、選出画面で出てくるポケモンの見当がつけやすかった。実際選出した際も、高い初手性能および速さを生かした終盤のスイーパー性能でもってよく動いてくれたため、見込んだ以上の活躍をしてくれた。
構築に鋼枠が2枚いるにも関わらず、テテフが何食わぬ顔で出てくるのは多分こいつのせい。スカーフや眼鏡、Z、襷と色々なテテフを選出されたためよほど猫を意識されていたのだろうか…
性格:腕白 特性:砂起こし @ゴツメ
H215(252)-A132-B187(252)-C×-D92-S68(4)
地震、氷牙、欠伸、怠ける
B特化
物理受け。ゴツメカバというポケモンを初めて使ったがマンダやグロスに対して安定した強さを見せてくれた。ただ、隙を見せるポケモンも多く存在するため裏に引き先を用意したり、無理な場合は釣り交換をしたりと扱いには注意が必要なポケモンであった。技構成も上記で確定。無難に強い物理受けおよびクッションとして機能した。
性格:控えめ 特性:もらい火 @突撃チョッキ
H194(220)-A×-B126-C200(252)-D131(36)-S97
放射、ラスカ、大地、原子
C特化
H-D C222メガゲンガーの状態異常祟り目高乱数2耐え
テテフからの引き先であるポケモンであり、ミミロップを選出しない場合に鋼への強力な打点を持てるポケモン。あとで気が付いたが、ドランを採用していなかった場合リザがかなり重くなってしまうためこの枠はこのポケモンで正解であった。
技構成に関して一致の放射、ラスカは確定。テテフからバシャーモを後投げしてくるプレイヤーが散見されたため、交代際に打つ大地。リザや地味に面倒なヒトムに打てる原子を最後に採用した。原子の枠はガブマンダに打てるめざ氷でもいいが、この構築においては原子の方が使用頻度が高かったように感じるためこちらでよかったと思う。
性格:呑気 特性:鉄の棘 @残飯
H181(252)-A114-B188(156)-C×-D149(100)-S22
種ガン、ジャイロ、宿り木、ステロ
H-D C200テテフのPFサイキネ3耐え
残りB 最遅
第二の鋼枠かつギャラドスにそこそこ強めなオタク。飛んでくるギャラはきつい。ドランが出せなさそうな場合一応テテフに投げることが可能なポケモンであるが、テテフ側が殺意のめざ炎を所持していることも多々あり、ドランよりも扱いが難しかった。
技構成に関して、最後の詰めの場面で守るが欲しいと感じることが何度かあったが炎タイプの後投げに大きな隙を見せてしまうことを考えて採用はしなかった。守るがないことを考えると持ち物は混乱実でもよかったかもしれない。ランドカビゲンのようにステロメインの構築ではないため、有利対面だからといってむやみにステロを打ってはいけない(戒め)。
調整に関しては、最低限の特殊耐久があればいいと判断したためなるべく物理耐久も確保することを念頭に置いた。ナットドラン+ロップorレヒレで選出できた際の安定感が素晴らしかった。
性格:控えめ 特性:ビーストブースト @電気Z
H187(228)-A×-B94(20)-C220(52)-D96(36)-S125(172)
10万、めざ氷、蛍火、身代わり
C200テテフのPFサイキネ超高乱数耐え
C+3の10万ZでH振りメガバナ確定1発
最速カグヤ抜き
ミミロップを見て出てくる物理受けを起点に崩しを狙うポケモン。蛍火後の火力が凄まじく低速サイクル系統をまとめて粉砕していた。技構成に関して一致の10万およびグライオンを始めとする氷4倍勢に打てるめざ氷、崩しのための蛍火、テッカグヤやドヒドイデなどと対面したときに様子見としておける身代わりまで確定とした。
崩し性能が非常に高く、そこそこの対面性能も持ち合わせていたため強力なポケモンであったことは間違いないが、環境から低速サイクル構築が減少しており若干刺さりが悪かったのは残念であった。
調整に関しては、S3のジェットさんの記事のものを参考にした。
シーズン3使用構築 ダブルUB入りランドカビゲン【サンムーンシングル】最高2098 - 将来もずっとポケモンしていたい
性格:控えめ 特性:ミストメイカー @拘りスカーフ
H147(12)-A×-B136(4)-C161(252)-D151(4)-S135(236)
波乗り、ムンフォ、めざ炎、冷ビ
最速130族抜き抜き
C特化 波乗りで無振りメガゲンガーが確定2発(目安程度)
地雷枠。カバマンダなどに強いということでもともと水Zゲッコウガを採用していた枠だった。しかし、初手のゲコゲコ対面が多発して鬱になったことやカバマンダに対してもカバルドンが初手に出てくるとは限らず、ゲコをうまく対面させてやることができなかったことを踏まえ、この枠を後出しするだけで欠伸耐性を持つことが可能なレヒレに変更。はじめ水Zや木の実を持たせて使用していたものの、ロップ以外のポケモンのSが遅すぎることがネックとなったため構築全体のSを上げるべく試験的にスカーフを持たせてみた。
これがかなりはまり、他2体と合わせて最後にレヒレでスイープを行うという相手に想定されない勝ち筋を追うことができ、思っていた以上によく機能した。弱点をうまくつかないと火力があまり出ないものの、状態異常耐性を持ちつつ優秀な耐性を生かしてサイクル参加ができるスカーフ枠であるという点はとても高く評価できた。
素早いレヒレは全く想定されないため、スカーフを持たせずともCSレヒレは強いであろうということが学べたのは今期の大きな収穫であった。
〈選出〉
基本選出はこれといって存在せず、通りそうなポケモンを3匹選ぶ形となる。個別でいえば、サイクル系にはデンジュモクを出し、テテフにはドランを投げ…といった形である。選出率はミミロップ、レヒレの2匹が最も高く、残りはトントンといった具合だった。
〈重たい構築〉
ヌオー入りもしくは速いグライオン入りの受けループ(サイクルの崩しをジュモクにたよっているため)
サンダー絡み(ジュモクで無理やり吹き飛ばしたりHDが多かったためロップで無理やりごり押したりしてた)
スカガブ入り(ゴツメなどによってロップが逆鱗地震の圏内に入りやすいため、カバやナットの体力管理をうまくしないとシビアになりがち)
飛行Zギャラ(助けて)
etc…
今期は完成形の構築にたどり着くのがあまりにも遅すぎたのは反省点だが、ここ最近ランドカビゲンばかり使っていた自分にとって違う構築で2000に乗ることができたことはとても新鮮でよかったと思う。(この構築はサブなのだがもう少し早く2000に乗せてメインのカビゲンをもっと上げたかった…)
来期が恐らくUSM前最後のシーズンになると思うのでまた頑張っていきたい。
今期対戦してくださった方々ありがとうございました。また対戦することがありましたらその時はよろしくお願いします。
special thanks:HDランドを快く貸してくれた赤城
(色々あってサブロムを本名で潜っていたのでTNは控えます…)
@kou33pokeP2