壁+木の実

こんにちは、コウです。

先日行われたからきおす杯、真皇杯関西予選2およびレートでもS4の序盤の方で回していた壁展開に関しての私的メモになります。以下常体。

 

・壁展開要員

ニャオニクス

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図太い 181-×-114-104-115-135

壁下C222メガゲンの状態異常祟り目+火傷ダメを最高乱数以外耐え

B<D

S最速ガッサ抜き

リフ、光壁、欠伸、サイキネ

 

壁を貼れるポケモンは山のように存在するが、その中でもこのポケモンは悪戯心による上からの確実な壁展開および欠伸による起点回避が可能な点を評価。特に悪戯心は一度目の壁展開を終えてもHPが残っていれば再度上から壁なり欠伸なりできるのが優秀。両壁を貼った後は、欠伸で相手を流しつつ相手の交換のタイミングで裏の有利なポケモンを無償降臨させることを狙う。欠伸が使える点において他の悪戯心壁展開ポケモンとは頭一つ抜けていると個人的には考えている。

 

ただし悪戯心欠伸をシャットアウトしてくる悪タイプ(メガギャラバンギゲコ亜べトンなど)およびカプ3神(コケコテテフレヒレ)が少々厳しい。特に悪タイプにはサイキネで削りを入れることすらできないため壁を貼って後ろに退くほかない。

 

・エース(木の実所持のみ)

もともと構築の原案が壁下での回復木の実(オボン、フィラとか)が強そうだという考えに基づいていたため、構築に木の実持ちが3体ほど組み込まれていた。使用したポケモンで強かったものに関してメモ。

 

ウルガモス

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控えめ H188-A×-B86-C187-D133-S134

C147コケコのEF下10万Zを8割程度の乱数で耐え(木の実込で次の10万も耐えうる)

蝶舞1積み放射で無振りコケコ確定1発

蝶舞1積みで最速130族抜き

放射、ギガドレ、めざ氷、蝶舞

 

バンジのみを所持。壁下におけるこのポケモンは強力でバンジのみの回復を合わせて複数回舞うことを目標にする。バンジのみはこの他にも相手の先制技圏内から逃れられる点も評価できた(マンムー地震を受けて赤ゲージになっても礫圏外に逃げられるなど)。コケコの処理をナットレイだけに任せるのは危険であるためこの調整。テテフレヒレといったカプも壁下なら対応可能。技構成に関してメインの炎技は炎舞と選択だがこの調整だと1積み炎舞で無振りコケコが中乱数のため放射を選択。マンダに刺せるめざ氷は確定。ギガドレはバシャに刺さるサイキネと選択だが想像以上に水と対面することが多かったこととパーティーにメガマンダとマリルリがいてバシャに厚めだったことからこちらを選択。恐らく壁展開でなくとも普通に強い型だと思われる。

 

ナットレイ

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勇敢 H181-A160-B151-C×-D137-S22

HA極振り端数D

ジャイロ、種ガン、剣舞、宿り木

 

フィラのみを所持。イキリオタクぽけ。ニャオニクス♂の苦手とするカプに優位が取れてかつそこそこミミッキュに強めな枠としての採用。特に耐久調整を施していないが、壁下において一致炎技以外ではそうそう倒れないため問題はなかったと思われる。木の実の発動回数も多かった。このポケモンの剣の舞はあまり読まれず崩しとしてはそれなりに強力であったのだが、後出し炎タイプに対しての負荷にどうしても欠けるのが難点だった。宿り木は一度も打たないため他の技でいい。

 

カビゴン

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意地っ張り H254-A145-B117-C×-D142-S51

+5恩返しでH191-B151のメガマンダを確定1発

A182ガブの逆鱗を木の実回復込で3耐え(目安程度)

C200テテフのSFサイキネを木の実回復込で超高乱数3耐え

恩返し、地震、腹太鼓、リサイクル

 

マゴのみを所持。からきおす杯の時だけ使用した。上記のダメージ計算は壁込ではないため壁下における単純な殴り合いではまず突破されない。選出時は主にテテフリザYゲコあたりを相手に太鼓していた。1ターンでも隙を見つけて太鼓すればほぼすべてのポケモンが沈むため壁ターンと相談してうまく積むことが必要。攻撃技としては一致技の安定打点となる恩返しは確定、パーティーに地面打点が存在しなかったため地震を採用した。地震はナットカグヤ辺りに打てる炎パンでもよき。強力だったことに間違いはないのだが、先制技がないため太鼓あとのHP管理が思うようにできなかったことと搦め手への弱さが少々目立ったことから関西予選2の際は対バシャも兼ねてマリルリに変更した。体力管理の面に関しては、腹太鼓を鈍いに変更することでカバーできる(遂行速度は遅くなるけど)。

 

・総評

からきおす杯個人5-0および関西予選2では予選抜けをするなど地力のある構築ではあったと思う。ただ、ニャオニクス♂というポケモンが悪タイプ及び環境に蔓延るカプやミミッキュに対して弱い点を裏でどうにもカバーしきれなかった(頭があまりにも悪すぎて裏をどうすりゃいいか分からん)。加えて構築全体が遅く急所や追加効果による運負けを引き寄せやすかったのが反省点である。決して弱い構築ではない(と思う)ため、また機会があれば煮詰めてみたい。

 

ニャオニクス @光の粘土      

ボーマンダ @メガ石

ウルガモス  @バンジのみ     

ナットレイ @フィラのみ

霊獣ボルトロス @格闘Z       

カビゴン @マゴのみ  ⇔  マリルリ @オボンのみ

 

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