S3使用構築 ランドカビゲン (最高2068最終2027)
こんにちは、コウです。S3でも2000という1つの区切りを達成でき、また最高レートも更新しましたので構築記事に書き留めたいと思います。文章が長いかもしれませんが、暇なときに読んでいただけると幸いです。
以下常体。
2000達成したときのポケモンたち。
相変わらずの戦闘民族スタイル。
〈構築の経緯〉
自分の所属しているP2ラボの新歓大会の際、先輩方が霊獣ランドロス+カビゴン+メガゲンガーの並びを使用しており、「強そう!小並感!」となったのが原点。S3の初期の方に少し潜ってステロが強い環境にあると感じてはいたため、自分も並びを考察してみることとした。構築自体は、初手でステロを撒いてカビゴンで欠伸して裏のエースで抜いていくことを目指すシンプルな構図である。エースには欠伸展開と相性のいい催眠ゲンガー、カビゴンの苦手なバシャルカリオあたりに強めなマンダ、受けル対策及び構築単位で重めな鋼タイプの牽制としてウルガモスを採用。初手ランドが怪しい構築も往々にして存在するため、ランドを出したくないときのステロ要員としてナットレイを採用し構築が完成した。
〈個体説明〉
以下2000達成時の個体。
GIFに色違いが混じっているが別に色違いを使ってたわけではない()
・霊獣ランドロス
性格:慎重 特性:威嚇 @地面Z
H244 A4 B28 D228 S4 地震、蜻蛉、毒、ステロ
C211メガリザYの晴れオバヒ最高乱数以外耐え
残り適当
ステロ要員その1。氷技以外は大体1発耐えるため、先発に出して挨拶代わりにステロを散らしていく。技構成に関してはメインウェポンの地震、展開する上でのステロが確定となり残りが選択となるが、この構築は相手のポリ2カバ霊獣ランドが重たいため、メガゲンの祟り目との相性も加味して毒を採用。毒を入れた相手をカビゴンで詰める動きも可能となる。蜻蛉の枠は諸説であり、岩封が欲しい場面も存在するが対面操作できる蜻蛉を優先して採用。叩き持ちのランドロスに対して毒撒いて適当に定数ダメを稼いで後攻蜻蛉でゲンガー投げの動きを取ったりするのに役立った。持ち物に関しては、地面Zの他にオボンや混乱実も試してみた。回復系木の実はサイクル適正のあるランドにとっては体力の消耗を抑えることができる有用なアイテムだったが、ランドカビゲンガーと選出した際にZ技枠がいないこと、瞬間火力が欲しいときがちょくちょくあることを理由に地面Zを採用。流石、現環境で使いやすい地面枠と言われるだけの強さがあるおじさんだった。
・カビゴン
性格:腕白 特性:食いしん坊 @マゴのみ
H244 B252 D12 ヘビボン、欠伸、吹き飛ばし、リサイクル
H偶数調整かつ物理耐久最大
でぶ。めちゃんこ強い。すべて受け止めるクッション。はじめは色々と調整をしていたのだがミミッキュの剣舞じゃれZで吹き飛ぶことが何度かあり、少しでも耐える乱数を上げるためHBに特化した。ステロ巻いた後に欠伸を連打して相手を消耗させ、裏のエースの一貫を作る。数多の攻撃を耐えることができるため、挑発されない限りほぼすべての相手を欠伸や吹き飛ばしで流していける。非常に高耐久であるが故に場に居座り続けるポケモンだが、基本的にダメージソースがステロであり相手がラス1になった時に詰めに行くのが難しいポケモンであるため、裏のエースへの引き時及び対面の相手をヘビボンで倒してもいいのか否かの判断が重要である(相手の残りがテテフマンダでテテフをヘビボンで倒してしまうと裏のマンダが身代わり搭載の場合お通夜、など)。
・ゲンガー
性格:臆病 特性:呪われボディ→影踏み @メガ石
C252 S252 B4 祟り目、ヘド爆、催眠、身代わり
CSぶっぱ最速
エースその1、催眠ゲンガー。欠伸ループとの相性の良さから採用。カビゴン対面で相手のポケモンが寝てきても上から2倍火力の祟り目を押していけるため、最速起きにあまり怯えずに済む点が優秀だった。基本眠っているポケモンを相手するように立ち回るためヘド爆はヘドウェでいいが、個体を持っていなかったため妥協。ピロリロは積極的に打つものではないが、負け濃厚な試合をひっくり返すことができる強力な勝ち筋であった。
性格:意地 特性:威嚇→スカイスキン @メガ石
H244 A36 B4 D140 S68 恩返し、地震、竜舞、羽
C178珠バシャのめざ氷確定耐え
準速ミミッキュ抜き
A11n
エースその2、HDベースの竜舞マンダ。バシャーモに対して厚くするためにここまでの耐久力を確保している。この調整がバシャ対面で役立ったことは1回しかなかったため普通にASぶっぱにしようとしたが、欠伸ループがうまくいかなかった場合でも持ち前の耐久力を生かして強引に竜舞ギュインギュインできたりするためなかなか変更に踏み切れなかった。無難に強かった。
性格:勇敢 特性:鉄の棘 @気合の襷
H252 A252 D4 ジャイロ、爆発、重力、ステロ
ステロ要員その2。優秀な耐性を生かしてステロ及び重力で場を整えたら自ら散って裏につなげる。完全に陰湿オタクポケモンから脱却した潔い技構成であり、その姿はむしろウェイに近しい(ナットウェイ)(??)
先発に来やすくランドが不利を取るポケモンとしてマンムー、ゲッコウガ辺りが挙げられるがそのようなポケモンに対して初手に投げていく。先発のキノガッサにも合わせて鉄の棘で襷を潰しつつエースを投げて倒すといった立ち回りも可能。構築単位で鋼タイプが重いため、ゲンガーを一緒に選出する際には重力からの合法催眠を決めていた。襷を縦にバシャーモに爆発すると相手がカビゴンを突破することができないという事案が度々起こって強ーいってなってた(小並感)。欠伸展開をフィールドで阻害して来るコケコレヒレに強めなのもGood。このポケモンを紹介してくれたジェットさんに多大なる感謝。
性格:臆病 特性:虫の知らせ @虫Z
炎の舞、さざめき、蝶舞、身代わり
蝶舞3積み知らせさざめきZで325-152奇石ラッキーをステロ込高乱数1発
一応エースその3という位置づけではあるものの受けルにしか選出しない一番の諸説ポケモン。受けル以外の構築に刺さっているということがまるでないため変えるならこの枠である。ただ選出段階で相手の鋼枠が出てこないこともあったため多少の選出圧力になっていたのかもしれない。当たった受けルには全勝したためよしとする。最終日及びR団運動会では蝶舞フェローチェをこの枠に起用していた。
〈選出パターン〉
・基本選出 ランドorナット+カビゴン+メガゲンガーorメガボーマンダ
受けル以外にはほぼ全ての構築に基本選出を行う。迷ったらにランド、カビ、ゲンガーを出すようにしていた。
・対受けル メガゲンガー+ランド+ガモス
構成要員にもよるが、基本的にグライorべトン+ムドー+ラキorドヒドイデの選出で来るため、メガゲンガーとガモスを駆使して戦う。ガモスでラキを飛ばすないしメガゲンでドヒドイデをキャッチできたら勝ちに大きく近づく。
〈重たいポケモン〉
HDグライ、挑発コケコ、メガヤミラミ、フェローチェ、メガサメ、鋼高耐久etc…
〈使ってみた感想〉
やることは単純なのだが、意外と考えなければいけない要素が多く難しさのある構築であった。終盤は構築が認知されていたようにも思うが、カビゴンの強さを実感できるシーズンであった。
ただ今期はリアルがひたすらに忙しく、なかなか潜れない日々が続いたシーズンでもあるため来期は21を目指して精進したい。ランドカビゲンガーに関しての色々を教えてくれたジェットさんと一緒に構築を議論してくれたP2ラボ同期に心から感謝である。
最後に今期対戦してくれた方、ありがとうございました。またS4でお手合わせするときはよろしくお願いします。
@kou33pokeP2